野村祐輔は１０勝目を逃し、ブレイシアは来期の契約を逃した。

一日遅れて昨日の試合を振り返ります。

昨日はノムスケ君の二桁勝利が掛かった最後のマウンドじゃったね。

９勝目を挙げてから３試合勝ち星なく、優勝決定試合でも６回１失点と好投したけど勝ち星が付かなくて、さぞかし気合の入っとったと思うけど…

ところがスタメンには、２番に野間くん、４番バティスタ、５番メヒア、７番小窪さんと主力打者を休ませて、CSに向けての当落線上にいるメンバーが並んどったね。

これに付いては賛否両論で「緒方監督は野村の１０勝目をサポートする気ないんか！」と憤慨する意見や「野村の１０勝よりCSに向けての見極めが大事」と賛成する意見が真っ二つ。

これはあくまで私の意見じゃけど、ノムスケ君は今シーズン一番損な役割を果たしてくれたと思うんよね。

一年間ローテの一番手で回ってくれたけ（一回休んだけど）当然対戦相手の投手はエース級で大量援護は望めん中、何試合も痺れるような投手戦を投げぬいてくれた。

もし大瀬良くんとか岡ちゃんが投げてた順番で投げてたら、とっくの昔に二桁勝っとるような投球をずっとしてくれとった。そんなノムスケ君じゃけ、最後に１０勝目プレゼントしてあげてもえんやないの？って思う気持ちは解るんよ。

じゃけどノムスケ君は、カープの本当のエースにならんにゃいけんピッチャーよ。普通のピッチャーと同じような扱いじゃいけんとも思うんよね。

昨日になって駆け込みで１０勝チャレンジせんでも、今シーズンは勝ててた試合いくらでもあったはずよ。横浜に３連発でサヨナラされた試合とか。

主力の抜けたスタメンって言っても、ハーストやヒューバーが四番を打ってた時代と比べたら全然マシなメンバーよ。マエケンも黒田さんも、あんな貧相な打線をバックにローテの一番目で１５勝とかしてたんじゃけ、ノムスケ君もできる筈じゃわ。

昨日もええピッチングで６回無失点でマウンド降りて、ブレイシアがゲレーロにホームラン打たれて１０勝目が消えてしまって、緒方監督やブレイシアに文句言ってる人いっぱいいたけど、私は二人に文句言う気はまったくないわ。

７回からのブレイシアの起用は、CSはもちろん来期契約の見極めのためでもあったと思うんよ。

緒方監督も本当ならノムスケ君に１０勝させてあげたかったじゃろうけど、限られた時間でCSの見極めせんにゃいけんのじゃけ、どうしても優先順位がノムスケ君の１０勝よりチームの日本一になるのは当たり前じゃろ。

ノムスケ君は逃した２ケタ勝利に来年も再来年もチャレンジできるけど、ブレイシアは恐らくもう二度とカープのユニフォームを着て、マウンドに上がる事はできんのんじゃろうけね。

１０勝目を逃したノムスケ君よりも、来期の契約を失ったブレイシアと、戦力外の判断をせんにゃいけん緒方監督の方が遥かに辛いじゃろ。恐らくあの傾いた首を見る事ができんのじゃけ私も寂しいわ。

ノムスケ君本人だって、今シーズンはローテの１番目で投げる時点で、勝ち星が減る事は解ってるだろうし、その部分は割り切ってる筈じゃわ。

ファンから「可哀想」とか同情して貰わんでも、しっかりと首脳陣から評価されとるじゃろうし、それは今年の契約更改で証明されるじゃろ。勝ち星は去年の１６勝から９勝に減ったけど年棒は減らんか微増じゃろうね。

今日は試合がないけ、色んな記事とか読んで過ごしてたけど、あまりに「ノムスケ可哀想」みたいな意見が多かったんで、それは違うじゃろって思って私なりの見解を述べてみました。

そんじゃあまたね～

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