【安仁ってる】カープOB会長、安仁屋宗八の解説時ホームゲーム負けなし！【カープ爺や】
今日から４日間カープの試合がないね。
「しばらくカープの応援できんわ～」ってため息つきながら、朝、仕事中に車を運転してたらラジオからカープの話題が聞こえてきた…
そうじゃ！今日は月曜じゃけ「ごぜん様さま」に安仁屋さんが出る日じゃ！って喜んでラジオ聞いてると…
＊正確には「平成ラヂオバラエティごぜん様さま」でカープOBの安仁屋宗八さんが月曜レギュラー出演している、広島ローカルRCCのラジオ番組です。
なんと今シーズン安仁屋さんが解説したカープのホームゲームは、８戦全勝で負けなしなんじゃって！
「安仁屋宗八・不敗伝説」と崇められて「安仁屋大明神」を作ろうって話にまでなったけど、安仁屋さん本人はあんまり言われるとプレッシャーになるのが嫌なんじゃってｗ
「神ってる」「揉みってる」「バティってる」の次は「安仁ってる」が流行る？みたいな会話がされてて、私は思わず一人で大爆笑してしもうたわｗｗｗ
このままシーズンが終わるまで、この不敗伝説が続いてカープが優勝したら、ほんまに今年の流行語大賞は去年の「神ってる」に続いて「安仁ってる」になるかもねｗ
安仁屋宗八は沖縄出身のプロ野球選手第一号
安仁屋さんは１９６４年カープに入団した。
当時アメリカ統治下の沖縄から誕生した初のプロ野球選手で、その存在は多くの沖縄の人々に勇気を与え「安仁屋が投げる日は沖縄の交通量が減る」と言われた程、みんな電気屋のテレビに釘付けだったらしい。
安仁屋さんの初勝利の翌日は、新聞の一面だけじゃなく社会欄でも報じられて、沖縄中の人々が踊りながらお祝いしたそうな。沖縄の人がお祝いで踊るのってテレビでよく見るけど、ほんまなんじゃねｗ
また安仁屋さんは沖縄出身選手として、高校野球で初めて甲子園、社会人都市対抗で後楽園のマウンドに上がった投手だそうです。当時は今と違い、沖縄と本土の言葉が違って何を話してるのか解らなかったから、安仁屋さんは相当な苦労をされたそうです。
当時まだ外国だった沖縄から広島の選手寮で暮らすのに、一人じゃ心細いからってお父様と一緒に一カ月以上も住んでいたエピソードを、ボールボーイ佐竹さんが話していましたｗ
年齢的にも沖縄戦の最中に産まれたから、赤ちゃんの時に何度も空襲に遭い「死んでてもおかしくなかった」体験を数多くされたそうです。
疎開先の大分で空襲に遭い生き埋めになった時に、たまたまお姉さんの赤い着物を着ていたおかげで、土の中に赤色を発見して貰えて九死に一生を得た事もあったそうです。
今思えば赤色のおかげで生きられた事は、その時からカープとの縁があったからじゃないかと回想しておられます。
元祖・巨人キラー安仁屋宗八！
安仁屋さんは、通算１１９勝のうち３４勝を巨人から、プロ初勝利も巨人から挙げている「元祖・巨人キラー」
その理由は、安仁屋さんの故郷沖縄では巨人戦しか中継されておらず、沖縄の人達に活躍する姿を見て貰うために、自然と巨人戦に登板する機会が増えて行った結果として、巨人からの勝ち星が増えたとの事。
１９６６年には、巨人戦で９回２アウトまでノーヒットノーランを続けてたけど、最後最後でヒットを打たれた事もあるくらい。
「自分の性格なら、あの時ノーヒットノーランしてたら天狗になってダメになってただろう」って逆に打たれた事に感謝する位、安仁屋さんは楽天的で前向きな性格です。
巨人戦の登板で苦労した事は、当時絶対的存在だった「王長嶋」には「王ボール」「長嶋ボール」が存在して、二人から見逃し三振は絶対取らないって言う暗黙の了解が審判の間にあったそうです。
当時の査定では、巨人戦の１勝は他球団からの２勝と同じ評価がされたらしく、同じ勝利数の投手よりも給料が高かったと回想されていますｗ
安仁屋宗八はお酒のエピソードに事欠かない
沖縄の人らしくお酒が大好きで、二日酔いでマウンド上がるのも当たり前。仲間と一晩でブランデーを２，３本、毎日空にしとった程のお酒好き。
シーズン前に飲み過ぎて十二指腸潰瘍になったシーズンもあったり、お酒とお肉ばっかり飲み食いしてたら痛風に罹って、カープ時代の後半は満足な投球が出来なかったそうです。
コーチ時代には遠征先で選手の部屋を見回って、部屋に残ってる選手がいたら「遊びにでろ！」って命令したりｗ 今の選手から見たら考えられんよねｗ
炎のストッパー津田恒美さんが脳腫瘍で入院してるのを見舞った時、もうほとんど口も利けないくらい弱っていた津田さんに「あにやさん飲みすぎんように」って心配された話は、津田さんの命日が近くなると毎年聞くエピソードよね。
５月に９点差をひっくり返された試合の翌日には、悔しさのあまり飲みまくって胃腸炎になって病院に行ったってラジオで聞いた時は、可哀想じゃけど爆笑したわ
安仁屋宗八さん、いつまでも元気で不敗伝説続けてや！
私にとって安仁屋宗八さんは、「カープ爺や」「安仁屋サンタ」って呼ばれて、ラジオでカープびいきの解説をする可愛いお爺ちゃんって印象しかないｗ
毎年シーズン前に、先発投手の勝ち星予想するんじゃけど、期待が大きすぎて合計したら、ぶっちぎりで優勝してしまうような計算になる「安仁屋算」が有名じゃねｗ
でも、私の死んだおじいちゃんなんかは「安仁屋は優勝の前の年に、ルーツから投球フォーム変えるように言われたのに反発して放出された。一緒に優勝できんかったんは残念じゃ」ってよく言ってた。
昔からのカープファンには伝説の名投手なんじゃろうね。
ゲーム解説とか、ごぜん様さまのトークでは、特に投手陣にかなり鋭い指摘をするから（バッターには優しい？っていうか適当？完全ファン目線？）さすがじゃわって思う事もあるけど…
やっぱり私は現役時代知らんし、テレビでお酒飲んでたりパチンコ屋に入っていく姿しか見てないけ、面白いカープファンの可愛いお爺ちゃんとしか思えんわｗ
「誤審の帳尻合わせは当たり前」とか「クライマックスは１位のチームにとっては迷惑」とか「交流戦の優勝じゃんけんで決めたらいい」とか、普通の解説者じゃ言えんような事をぶっ放してくれるけえねｗ
お酒もええけど、歳なんじゃけ程々にして、いつまでも元気にカープびいきの解説して、不敗伝説続けて欲しいわ。シーズン前の臨時投手コーチも。
「カープが日本一になるまで死ねない」って口癖のように言ってる安仁屋さん、去年はあと一歩のとこで逃げて行ったけど、今年はきっと日本一見られるんじゃないかな！じゃけって死んだりせんと、いつまでも一緒にカープの応援したいけどｗ
今日はカープの名物お爺ちゃん「カープ爺や」こと安仁屋宗八さんの不敗伝説を紹介しました。
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