菊池涼介「異次元へ」を読んだ感想
カープ開幕三連勝!
最高じゃね!!!
昨日の晩、ご機嫌で近所の啓文社に行ったら、売ってるじゃん!菊池くんの「異次元へ」お給料貰ったばっかりじゃし、カープの三連勝でノリノリやったけ迷わず買うてしもうたわw
家帰って貪るように読んで、そのせいで昨日はブログ書けんかったわw
そんな訳で、今日は僭越ながら、菊池くんの「異次元へ」を読んだ感想を述べたいと思います。
異次元へ 型破りの守備・攻撃&メンタル追求バイブル (Professional Bible)
- 作者: 菊池涼介
- 出版社/メーカー: 廣済堂出版
- 発売日: 2018/03/31
- メディア: 単行本
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菊池涼介「異次元へ」ってどんな本?
常識を覆すプレー、規格外の守備で、広島カープのリーグ連覇に貢献した菊池涼介選手の待望の新著。高い次元を目指す異能プレーヤーが、独自の守備・打撃・走塁の技術を解説。チーム論、一般に役立つメンタル術・思考法も語る。プロフェッショナル、かつ常識にとらわれない「野球人、そして人間・菊池の哲学」。
アマゾンの商品紹介には↑のように書いてあります。
1~6章に分かれていて、打撃、守備、走塁、メンタルなどなど、プロ野球選手として菊池くんが大切にしていることを、それぞれ深く掘り下げて「他の人は知らないけど、僕はこう思います」みたいな独自の見解が述べられています。
非常識、規格外、異次元、など色んな異名で形容される菊池くんのプレーが、どう言った価値観や判断の元、行われているのかを知ることができるカープファンだけでなく、野球をやってる方なら興味深く読める内容です。
それではネタバレし過ぎん程度に紹介したいと思います。
第1章:チーム力を高める~カープ大変革の過程で見えた境地~
ズバリ、この章で菊池くんが言いたい事は「昔のカープは暗くて弱かった」けど、若くて明るい選手が成績を残し、のびのびした雰囲気になって、みんなが自信を持って実力を発揮できるようになって強くなったって事です。
自分が入団してきた時に、近寄り難い疎外感みたな物を感じた菊池くんが、ちょっとずつ結果を出しながら、回りの様子を伺いつつイタズラをしたり後輩イジリすることで、ベテランも若手も一緒に盛り上がれる雰囲気を作り出したそうな。
暗い雰囲気で他人の視線を伺いながらだと、本来の実力も十分発揮できないので、ガチガチにやるのは良くない、ただしチームリーダーにはしっかりした人が必ず必要だとも言っています。
誰が若く明るい選手で、だれがしっかりしたチームリーダーだったとかの部分は、ネタバレになってしまうので、詳しい事は書かないでおきますね。
第2章:守備の理想を追う~異次元プレーを生む技術と哲学~
この章は菊池くんの守備に対する考え方が語られています。
菊池くんがセカンド守備で野球界に与えた一番の影響は「守備位置の深さ」その誰よりも深いポジショニングを取るに至った考えを述べてくれています。
センター前や1,2塁間を抜けた!と思ったはずが、何故かちょうど菊池くんがその場所に守ってる事がありますが、それは、グラウンドの状態(天然芝か人工芝か)ランナーの走力、それまでの試合展開などなどを加味してる事が深く語られています。
また打球の処理だけではなく「ピンチの時にマウンドへ行く」最のタイミングや、スタメンから外れた時にもベンチ内で「できることはなんでもやる」などなど、ファインプレーばかりが注目されがちな菊池くんの考えを知ることができます。
第3章:打撃・走塁を磨く~型にはまらない攻撃の力と戦略~
この章は打撃と走塁について。
プロ野球では10回の内3回ヒットが打てれば一流選手、では残りの7回の凡退をいかに内容のあるものにするか、バントであったり進塁打をいかに納得した上で行うか、菊池くんなりの考えが述べられています。
走塁については、昨年までカープにおられた河田コーチの影響の大きさ、状況判断の大切さ、そして一番強く述べられてるのが「ヘッドスライディングの方が走り抜けるより早い」ということです。
また走塁について深く考えることが、今度は自分が守備に就いた時に「ランナーがどう考えて、どう行動するか」を察知する大きなヒントになる事を強調しています。
第4章:メンタルを操る~プレッシャーに打ち勝つ心の探求~
この章は菊池くんなりのメンタル操縦術や、メンタルの良し悪しがいかに結果に直結するかを語ってくれています。
まず述べられているのがオンオフの切り替え。メリハリを大事にする菊池くんは、オフの時には野球を引きずらない、そのスイッチはやっぱりユニフォームを着た時だと述べてます。
去年のクライマックスで横浜に惨敗したのは、他でもないメンタルの問題で、8月の3連続サヨナラ負けが「間違いなく影響した」と明言しています。苦手意識とは絶対にバカにできな物で、それを持たないために何ができるかを語っています。
がん闘病中の赤松さんとの触れ合いは、去年一年の菊池くん自身やカープのみんなのメンタルにとって、とてもよい影響があったとも語ってくれています。
第5章:ポリシーを貫く~非常識を常識に変える強い意志~
この章は菊池くんの野球に対するポリシー。
要は「言いたいことは遠慮なく言う」「そのためには結果を出し周りに認めて貰う」と言うことが、具体的エピソードと共に語られています。
私はこの章を読んで、菊池くんは自分に自信のある強い人なんじゃ~って思いました。私自身はあまり自分に自信がなく、色んな事をすぐ諦めたり妥協したり周りに流されたりするけえ、読んでてちょっと自分の不甲斐なさを感じました。
かと言って、それを乗り越える強さも気概もないんじゃけどね…
第6章:成功をつかみ取る~「菊池流」目標を達成する方法~
最後の章は、菊池くんからの熱いメッセージ。
小見出しだけ抜粋すると「変態になれ」「環境、目標が人を変える」「声の力を利用する」「知らないことは恥ではなく、伸びしろ」「変わる勇気を持つ」「アドバイスは一度、引き出しにいれる」「転機を見極め、チャンスをつかむ」
「体重を一定に保つことで、コンディションをキープする」「自己投資を怠らない」「小さな選手でもプロ野球でやれる事を証明する」「3連覇へ、そして悲願の日本一の喜びを分かち合う」
小見出し読んだだけで面白そうでしょ?菊池くんのサクセスに至る階段を小見出し毎に一歩づつ、一緒に上ってるような雰囲気ですw
おまけ 菊池涼介選手のサイン入り未公開生写真プレゼント
抽選で30名さまに「菊池涼介選手のサイン入り未公開生写真」がプレゼントされるようです。しめきりは2018年8月31日…まだまだ先ですねw
菊池涼介「異次元へ」はこんな人におすすめ
カープファンや菊池くんのファンには、もちろんおすすめなんじゃけど、どちらかと言うと、野球する上での技術的な事とか精神的な事が掛かれているので、野球をやってる人にもおすすめですね。
この手の選手が書く本に多い「菊池くんと誰々との仲良しエピソード」みたいなのは、あまり多くないし深くない、むしろ「誰々と衝突した」的なエピソードの方が多いくらいですね…
この本を読めば、菊池くんの野球に対する考え、3連覇を成し遂げるため「そのために何をすべきか」の部分をうかがい知ることができるんじゃないでしょうか。
開幕3試合、守備では相変わらずの好プレーを連発、打つ方でも3戦目でようやく初ヒット&初タイムリーが出た菊池くん。悲願の3連覇を目指しチームリーダーとして奮闘する菊池くんの考えを理解するために、カープファン必読の一冊です。
異次元へ 型破りの守備・攻撃&メンタル追求バイブル (Professional Bible)
- 作者: 菊池涼介
- 出版社/メーカー: 廣済堂出版
- 発売日: 2018/03/31
- メディア: 単行本
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